木村惠白老師の一隅照顧 (その二)

生きることは辛いものじゃが

生きておる方がなんぼよいことか

のう、おぬし

生きることは辛いものじゃが

生きておる方が

なんぼよいことか

                   田宮虎彦 「足摺岬」

自殺志願者の学生に向って

お遍路がぽつんといった言葉

お遍路も辛い過去を背負い四国の遍路に赴いている

しかし薄い人間関係ではなく

素朴で温かい人間関係がにじみ出るような言葉である

別の所で童話作家の石井桃子さんは

こんなことを言っています。

おとなになってから

老人になってから

あなたを支えてくれるのは

「子供時代のあなたです」

こんなことを言われると子供時代の

遊び仲間や親の一言が俄かに大きな存在感をもって

せまってきます

人との出会いは人間形成に大きな

影響力を持っているものと改めて思います

子ども時代に遊んだオモチャや縫いぐるみは

遊び仲間の友達のようにふとした時に浮かんできませんか

ぎゅっと抱きしめたあの感覚が胸に思い出されます

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